育毛剤に主に使われている薬効成分 ●毛母細胞賦活剤 ●細胞増殖剤 ●抗菌剤・炎症防止剤 ●女性ホルモン ●老廃物溶解剤 ●保湿剤 ●男性ホルモンの活性化阻害剤
●毛母細胞賦活剤
塩化カルプロニウム
脱毛症の治療薬として病院でも使われている、れっきとした医薬品。育毛剤としては数少ない医楽品である、第一製楽の「カロヤン」シリーズ、ホーユーの「へアニング」などに配合されている。血管拡張作用、血管拡張を持統させる作用、毛包に工ネルギーを与える作用、の3つの効果をもっている。
ペンタデカン酸グリセリド
ライオンの「毛髪カ」だけに配合されている育毛成分。男性ホルモンに阻害されることなく、直接「発毛エネルギーサイクル」に働きかけて、育毛に必要なATP(アデノシン三リン酸)を生成する原料となり、毛根にエネルギーを与えることを可能にする。ペンタデカンというのは15という意味で、15の炭素鎖を持つ物質が発毛エネルギーサイクルに入りやすいことがわかった。
ジアルキルモノアミン誘導体
カネボウの「紫電改X・D」に配合された、新しい育毛成分。毛母細胞だけでなく、頭皮など、頭髪に関係するさまざまな部分の細胞の賦活効果を持つ。頭皮の血行促進効果も持ち、健康な頭皮づくりを行う。
マイカイ花エキス
資生堂の「不老林メイグイファ」に配合された育毛成分。マイカイ花とはバラ科の植物で、保湿剤として採用されているが、実体は毛母細胞の活性化、脱毛予防、ふけ・かゆみ防止、保湿の4つの効果を持つのではないかと言われている。
イチョウエキス
コーセーの「ギンキョウ」に含まれている。 イチヨウエキスは脳卒中や血管障害の治療薬としてすでに用いられており、それならばとコーセーで研究・開発した結果、血行促進、毛母細胞賦活効果があることがわかった。他に、殺菌効果もあって頭皮を清潔に保つ効果も持っているようだ。
タカナール(感光素301号)
免疫系・マクロファージ系高める作用がある感光色素」の一種で、毛母細胞賦活作用、体内の異物を排除する機能を高める作用があることが確認されている。傷や炎症の治癒にも用いられる。感光素301号と呼はれるものも同じ物質。やや黄色味がかった結晶粉末で、光に対して反応することからこの名前がある。タカナールはいくつかの育毛剤で使われているが、これを主成分とする育毛剤は林原の「アップアンドアップ」。ホーユーの「メディルック」はジェル、シャンプー、コンディショナー、トニックからなる育毛システムだが、ジェル、シャンプーにタカナールが使われている。また、加美乃素の「超強力加美乃素A」には独自に開発した「ネオタカナール」が配合されている。
チクセツニンジンエキス
一般にニンジンと古えば高麗人参だが、これはウコギ科トチバニンジンの根を乾燥させて描出したもの。高麗人参と同様に古くから滋養強壮、健胃剤として使われてきたが、毛母細胞を活性化する効果もあるとされる。「カロヤン」に配合される。
チョウレイエキス
サルノコシカケ科チョウレイマイタケの菌糸を乾燥させて成分を抽出したもの。制ガン物質としても注目されている。これを配合しているのはポーラ化粧品の「システムクロノス」の「エッセンス」だが、同社によれば休止期に入っている毛母細胞を目覚めさせる即効があるとする。
サンザシエキス
バラ科の落陽低木のサンザシの果実から取られたエキス。これを配合しているのはボーラ化粧品の「システムクロノス」だが、毛包細胞の働きを高め、栄養分を毛母細胞に送る機能を高めるとする。特に薬効の持続性に優れる。
ローズマリー(マンネンロウ)エキス
淡青色〜うす紫色の花を咲かせる水辺の植物。ローズマリーの精油は強心剤、強壮剤として用いられ、育毛剤に使われると毛母細胞を賦活する効果が期待できる。またその香りは人間を精神的にリラックスさせる効果があるとされる。ヒノキ新薬の「ロスマリアントニック」の主成分である。
ヨウ化ニンニクエキス
成分中に含まれる硫黄が髪の成分になることから育毛剤に使われる。メナードの「髪濃留」などに使われている。
グロスプィリン
牛などの家畜の血液のへモグロビンからタンパク質を除去して得られるへマチンという色素を含む溶液のこと。パシフィックプロダクツの「サローネスーパーブラウンスカルプトリートメントDX」に使われており、細胞の働きを活発化する働きがあると言う。
アセチルパントテニルエチルエーテル(パントテン酸)
生体の必須物質の合成など重要な整埋作用を行う物質で、ビタミンB群の1つ。皮膚科の領域では皮膚や毛髪の疾患に用いられ、毛母細胞に活力を与え毛髪の成長を促すなどの目的で配合される。プラセンターエキス胎盤から取られた天然の保湿成分で、古くから頭痛不眠、催乳、不妊の薬として使われてきた。化粧品に多く用いられ、保湿効果の他、皮膚組織の活性化、皮膚の代謝をよくする働きがある。育毛剤では頭皮をしっとりと良好なコンディションに保つ効果を持つ。持田製薬の「グローリッチ」「コラージュリッチ」、ノエビアの「へアートニックSP」、アラミスの「ニュートラブレックス」、自然美システムの「薬用蘇泉」、ポーラ化粧品の「システムクロノス」のエッセンスに配合されている。その他、毛母細胞の働きを高めるとして配合される成分に、ビオチン(ビタミンH)がある。
●細胞増殖剤
タイソウエキス
タイソウというのはナツメの果実で、タイソウエキスはその抽出液。成分はサポニンやフルクトースなどの糖類、有機酸類の他に核酸関連物質であるサイクリックAMPという物質が含まれている。このサイクリックAMPに皮脂組織タンパク質の新生(再生)や皮脂分泌調整等の働きがある。ヒノキ新楽の「アーニケアトニック」などに使われている。
海藻エキス
海藻にはミネラル、ヨード、アミノ酸などの毛髪の成長にとっての栄養分がたっぶりと含まれている他、細胞の増殖効果があることが確認されていると言う。海藻エキスを主成分としているのは三共の「ボンディア」など。
L−メントール
ハッカ油の主成分で特異な芳香がある。皮膚につけると浸透して知覚神経末梢を一過性に強く刺激する。最初熱感があり、後に清涼感がある。タバコの着香、シップ薬等の医薬品に用いられる。育毛剤としては殺菌力があり、また皮脂腺の分泌抑制効果も期待される。
アルニカエキス
ヨーロッパの山岳地帯が原産の高山植物アルニカから抽出されたエキスで、ヨーロッパ方面では昔から「転び傷の万能薬」と重宝されてきた。消炎作用、頭皮の血行をよくする効果がある。
センブリエキス(スエルチオール)
漢方系の名前であるが、れっきとした国産の越年草(リンドウ科)。古くから健胃薬として使われており、千回振り出してもなお強い苦みがあるためこのように名付けられたと言う。徳島大学の武田克之学長によれば、「内臓の血行をよくする物質は頭皮の血行もよくして抜け毛を防ぐ」という考え方から、胃カメラて内臓の血行促進作用が碓認されたセンブリが育毛剤に応用され姶めたという。育毛剤といえばセンブリ、といってもいいぐらいほとんどの育毛剤で使われているポピュラーな薬効成分だが、佐藤製薬の「ノビアン」で使われている「センブリ抽出液−OA」では、センブリから特殊な抽出法によって5α−リダクターゼの活性を仰える成分と皮脂分泌を抑制する成分を取り出していると言う。タマサツキツヅラフジという植物の根から抽出した物質で、抗アレルギー作用、副交感神経抑制作用、毛細血管の拡張作用があり、かつては結核の治療に多用されてきた。現在は糖尿病、胃潰瘍の治療薬となっている。育毛剤の成分としては、特に円形脱毛症で病院での治療に使われており、血行促進剤としてはかなり信頼のおけるものだと言えるだろう。そのシステムは「交感神経を刺激し、副交感神経をマヒさせることによって血行を促進する」と解明されている。また、セファランチンには男性ホルモンを活性化する酵素である5α−リダクターゼを抑制する働きもあるとする説もある。マックスファクターの「セファロン」で主成分として使われている他、ヒノキ新薬の「アーニケアトニック」、サンスターの「へアークロン」、武田薬品の「グロヴィス」、エーザイの「ダンヤード」、ノエビアの「スカルプエッセンス」などをはじめとして数多くの育毛剤に配合されている。サンスターの「福生良」で「白薬子抽出エキス」と呼んで使っている成分もほぼ同一のもの。
延命草(エンメイソウ)
これに含まれる「エンメイン」に、抗腫瘍作用や血管拡張作用、細菌繁殖抑制作用がある。血行促進、頭皮殺菌の2種類の効果があるとして、育毛剤に用いられるようになった。ヒノキ新薬の「ロスマリアントニック」、プリベイルの「ノアネックス」に配合されている。また、加美乃素の「超強力加美乃素A」に配合されている「カミゲンE」はこれ。
クジンエキス
食べると目が眩むほど苦いことから眩草(くらくさ)と呼ばれる植物の皮を剥いて干したクジンから取り出されたエキスで、漢方では健胃、利尿、解熱、鎮痛、駆虫などに用いられる。育毛剤としては殺菌作用、毛細血管の拡張作用があり、これを主成分とする育毛剤はメナードの「アダムス エクート」、また加美乃素の「超強力加美乃素A」に配合されている「カミゲンK」もクジンエキスを指す。
アスパラサポニン
アスパラガスの根茎から抽出された植物性の複合成分で、中国では古くから生薬として使われてきた。末梢血管の拡張作用、抗菌作用がある。
漢方系薬草
ここで1つ1つ取り上げたものの他にも、トウガラシ、トウキ、ハッカ、ニンジン、サンショウ、側柏葉、防風、補骨脂など、さまざまな漠方系の薬草が育毛剤には含まれている。このうち「ダーバオ」はサンショウ、トウガラシ、トウキ、サンザシ、ショウキョウを含み、トキワ産業の「郎君」はトウキとハッカを含む。トーヨーコーポレーションの「長江」は側柑葉、防風、補骨脂の3つを含む。また、漢方系の成分は他のメーカーの育毛剤にも少しずつ含まれている。それぞれの効果については、漢方系の原料の項目を参照していただきたい。ただ、ほとんどが主に「血行促進剤」として使われていると考えていいだろう。漢方系薬草の場合、西洋医学とは違い、使用する理由は「臨床試験」によるものがほとんどだ。「なぜか理由はわかっていないが血行促進作用が確認された」という成分が大半である。これを不安に思う人もいるかも知れないが、なにしろ脱毛のメカニズムでさえよくわかっていないのが西洋医学の現状。漢方系の成分は、ともかく効果が確認されているわけだから、信じてみる価値はある。
酢酸dl−α−トコフェロール(ビタミンE)
ビタミンEはさまざまな目的で配合されるが、殺菌効果、血行促進効果があり、現実的に効果が認められている。柳屋の「ハルドシン」、花王の「サクセス育毛トニック」「ブローネ薬用トニック」などに配合されている。 この他、副成分として血行促進にために用いられるものに、トウガラシチンキ、ニコチン酸ベンジル、D−パンテノール(D−パントテニールアルコール)、などがある。
●抗菌剤・炎症防止剤
ヒノキチオール
雑菌を駆除し、頭皮を清潔に保つための成分。読んで字のごとく檜(ヒノキ〉、ヒバなどの精油中に含まれてから抽出される物質だが、ヒノキは古くからマナイタ用に使われてきたように非常に抗菌作用が強く、抗菌範囲が幅広く、しかも土骨性が低い。抗菌作用だけでは育毛剤の主成分として使うにはちょっと辛いと考えていいかもしれないが、肉芽増殖作用があり、白せん症、円形脱毛症に対する効果は認められている。毛母細胞の活性化作用があるとうたっている育毛剤もあるようだ。
ピロクトンオラミン
殺菌作用があり、頭皮の脂が過剰に分泌するのを抑える。またフケ・カユミを抑え、頭皮を清潔に保つ。ピロクトンオラミンは育毛剤よりも主にシャンプーに用いられている。たとえば第一製薬の「アボジカヘアシャンプー」、サンスターの「へアークロンBHIシャンプー」、ポーラ化粧品の「システムクロノス」のシャンプーに配合されている。
カンゾウ抽出エキス(グリチルリチン酸ジカリウム)
生薬カンゾウに含まれる成分で、皮膚組織の水分や電解質の代謝に関係している。育毛成分としては頭皮の炎症を防止し、フケ・カユミを抑える効果がある。プリベイルの「ノアネックスヘアトニック」など、多くの育毛剤に使われている。
塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)
緑食植物、羅能、レバー等に多く含まれているビタミン。ビタミンB6が不足すると脂漏性皮膚炎、湿疹など各種皮膚疾患を引き起こすため、その予防または治療に使われる。頭皮に対しては皮脂の異常分泌を防ぎ、フケ・カユミを抑え、炎症を防ぐ目的で配合される。この他、殺菌効果を持ち、フケ止めや頭皮を清潔に保つための成分に、レゾルシン、ビタミンE(酢酸dl-α−トコフェロール)、イソブロピルメチルフェノール、塩酸ジフェンヒドラミン、サリチル酸などがある。
●女性ホルモン
(エチニル)エストラジオール
女性ホルモンの天然の卵胞ホルモンの中でもっともその効果が高いもの。毛髪の成長促進、老化した皮膚の改善に効果があるとされている。男性ホルモンに片奇りがちな頭皮において女性ホルモンの比率を高め、5α−ジヒドロテストステロンの発生を防ぐ、という考え方から使用されている。ただし、あまり大量に配合すると女性化などの副作用があると考えられており、ごく微量しか配合できないことが多い。持田製薬の女性用育毛剤「コラージュリッチ」、柳屋の「バルドシン」、田村治照堂の「ハツモール」などに配合されている。
エストロン
天然の卵胞ホルモン。毛髪成長促進、老化した皮膚の改菩に効果がある。柳屋の「バルドシン」に配合されている。
●老廃物溶解剤
ポリソルベート60
フィンランドのへルシンキ大学で開発された、頭皮や毛穴に付着したコレステロール、フケ、老廃物、男性ホルモンなどを溶解させる成分。「ディオロス」(アデランス)、「グナール」(オーク)、「へルシンキ・フォーミュラ」(パントロン・ワン)に配合されている。余分な皮脂や老廃物、男性ホルモンなどを洗い流して、清潔な頭皮や毛穴を実現することによって、育毛効果を高めようというものだ。
カシュウエキス
タデ科ツルドクダミの根から抽出したエキス。古くから強杜薬として用いられてきたが、育毛剤の成分としては毛根に蓄積して脱毛の原因となる中性脂肪を取り去る効果がある。第一製楽の「カロヤンアポジカ」、田村治照堂の「ハツモール」に使われている。
レシチン
工ーザイの「ダンヤード」に乳化剤として配合されているが、毛穴に詰まった固い脂を柔らかくして除去する役割を担っていると言う。
●保湿剤
グリセリン
やし油やパーム油などの植物性油脂を鹸化分解する際に副産物として得られる高アルコール。製品の堅さや粘度を長期間一定に保持する目的、または皮膚に対する柔軟剤として製品の伸び、滑りを良くする目的でほとんどすべての化粧品に使用される。
デュークエキス(ランジック酸)
マレーシア原産の果実デュークから採取したもので、その主成分であるランジック酸には頭皮の潤いを保つ強力な保湿作用がある。これによって頭皮を柔軟にし、他の薬効成分を毛母細胞、皮脂腺などへ行きわたらせることを主な目的として、配合されている。サンスターが「へアークロンBHI」「福生良」などで採用。
L−ヒアルロン酸
女性ならよくご存知の保湿剤で、鶏の鶏冠から取られる。実際の鶏から取りだしたものとバイオテクノロジーで生産されるものの2種類がある。非常に保水・保湿性が高いが高価な成分で、婦人用高級化粧品(ロ紅、乳液など)に使われる。育毛剤では婦人用のものに使われる場含が多い(カネボウ「ダダ−X・D−W」など)頭皮をしっとりした良好なコンデイションに保つ。
トリコサッカライド
イタリアのミラノに本社を持つ医薬品メーカーのクリノス社が開発した保湿剤で、もともと頭皮に存在する成分。エスエス製薬の「パンフォルテン」に配合されている。
天然SE液
乳酸菌がタンパク質に作用した後の天然のアミノ酸を含む上澄み液から抽出された保湿剤。ぺーハーコントロール作用、抗紫外線効果がある。
ホホバオイル
カリフォルニア、メキシコの乾燥地帯に自生する灌木のホホバの種子から取れるオイル。スキンケア商品によく使われるように、皮膚に対する浸透効果に優れ刺激がなく、トリートメント効果は抜群。日本環境薬品の「薬用ルイザエッセンス」、パシフィックブロダクツの「サローネスーパーブラウントリートメントDX」などに使われている。
加水分解性コラーゲン
棒状のアミノ酸で皮膚、髪との馴染みがよい。アラミスの「ニュートラプレックス」に使われている。また、第一製薬の「アポジカシャンプー」、自然美システムの「ロスヘアシャンブー」では髪のつや出しに使われている。
キチンリキッド
カニの甲羅の成分であるキチン、キトサンを液状化した成分。保湿作用、殺菌作用があるが、シャンプーに使うと無駄な皮脂を取り除く作用があり、アートネイチャーの「アニュラスシャンプー」などに使われている。 その他の保湿剤としては、ローマカツミレ、オトリコソウ(アートネイチャー「フォリアモーゲン」)、マロニエエキス、酵母エキス、シイタケエキス(メロス化学「ハルティンゲンM」)などの植物抽出成分がある。
●男性ホルモンの活性化阻害剤
チョウジエキス
モルッカ諸島の亜熱帯地方で多く産する植物で、古くから香辛料の原料として用いられてきた。ヒノキ新薬の「アーニケアトニック」に使われており、5α−リダクターゼの抑制作用があると言われる。同時にフケ・カユミの原因となる細菌に対して抵抗力がある。
クロラミンT
一般的には上水道の消毒、創傷の消毒などに使われる塩素系の酸化剤として使われる。男性ホルモンの活性を高める5α−リダクターゼという酵素の働きを阻害する。イマジン毛髪科学研究所の「黒宝源」に使われている。
P−トルエンスルホニルクロルアミドナトリウム+亜塩素酸ナトリウム
上水道の殺菌消毒、創傷の洗浄消毒剤などに使う塩素系の酸化剤。男性ホルモンの活性を高める5α−リダクターゼという酵素の働きを阻害する。オパウクリエイトの「酸滋源潤」で使われている。