■ シャンプーの方法

髪や頭皮についたほこりやアカ、フケなどの汚れを洗い流すためのシャンプーはヘアケアの基本とも言えます。特に若ハゲと呼ばれる男性型脱毛症では、余分な皮脂で頭皮が脂っぽく、脂漏性脱毛症にもなりやすいため、毎日シャンプーを して汚れと同時に余分な皮脂を洗い流すことが、健康な毛髪を保つのに欠かせな いことです。

  1. 予備洗い
    髪や頭皮をよくぬらし、数回流します。予備洗いだけで水に溶けるような汚れは大半が落ちてしまいます。ですから、シャンプーの多量な使用も必要なくなり ます。
  2. シャンプー
    てっぺんにドッとかけるのではなく、生え際からすこしずつつけていきます。 できればお湯で薄めて使います。それでも十分泡立ちます。良質なシャンプーの場合は薄める必要はありません。髪そのものは軽く洗うだけで十分です。毛穴から汚れを押し出すような気持で頭皮をもんでください。こすったりかきむしると脱毛します。爪を立てず、指先のひらを使います。
    一度シャンプーを軽く流して、もう一度洗います。2回目はシャンプーの量を半分くらいにします。あまり時間をかけすぎないようにして下さい。フケの多い方は、ジンクピリチオンなどが配合されたシャンプーを使用してもかまいませんが、すすぎだけは十分にして下さい。毎日洗う場合は、フケ取りシャンプーは1日おきぐらいにしましょう。
  3. すすぎ
    丹念に洗い流してください。シャワーの場合は、髪の根元から毛先に流れるよ うにするのがコツです。すすぎ過ぎるくらいの気持で。すすぎが足りないと、フケやかぶれの原因にもなることがあります。
  4. リンス
    良質のシャンプーを使っている場合は、リンスが不要なこともあります。弱酸性シャンプーの場合などは特に必要ありません。石けんシャンプーの場合は、食酢(クエン酸)を洗面器1杯のお湯に対し盃1杯ほど入れ、髪を泳がせるようにリンスします。リンス代わりとしてコンディショナー、トリートメント、ヘアパックなどもお勧めします。特にリンスはシャンプー以上によくすすいでください 。すすぐ必要のない良質のトリートメントもあります。容器の説明に従ってくだ さい。
  5. タオルドライ
    こすらず、髪をはさんで、たたくように水気を取ります。タオルでこするようにすると、キューティクルが傷ついたり、枝毛や切れ毛の原因になることもあります。
  6. ドライヤー乾燥
    80パーセントを乾かす程度に、残りは自然乾燥します。ドライヤーは一カ所に長時間当てないようにしましょう。ドライヤー自体を揺するようにするのも、 テクニックの一つです。