■ シャンプーの選び方

いろいろとシャンプーが市販されていますが、「良質なシャンプーを使いましょう」と 良く耳にします。しかし、どんな物が良いシャンプーなのかわかりにくいと思います。
以下を参考にして、自分にあったシャンプーをいろいろと選んでみて下さい。

シャンプー剤は、石鹸系、石油系、高級アルコール系と、原料の油脂によって分けられます。
そのうち高級アルコール系の物が推奨されてきましたが、最近では、アミノ酸系の物が注目されています。

また、良いシャンプーを選んだところで間違った使い方では、効果が半減します。 「シャンプーの方法」とだぶる点がありますが、もう一度参考にしてみて下さい。

  1. 適度な洗浄力があって,泡立ちのよいこと
  2. 泡の持続性がよく,しかもすすぎの際の泡きれのよいこと
  3. シャンプー中指のすべりがよく,髪がもつれないこと
  4. 頭皮,眼に不快な刺激を与えないこと
  5. すすいだあとも髪がきしまず,櫛通りや感触のよいこと
  6. 連続使用して手指があれないこと
毛髪の質や頭皮には個人差がありますが、大別するとドライ(乾性)とオイリ ー(脂性)に分けられます。 シャンプーを選ぶ前に、自分はどちらに性質なのかを知ってから、選ぶことが基本です。
例えば、乾性の人が脂性用のシャンプーを使うと、頭皮を覆っている弱酸性の皮脂膜が洗い流されてしまい、 頭皮がカサカサになり、ひどくなると湿疹がで きたりします。 また、脂性の人が乾性用のシャンプーを使うと、頭皮の余分な 皮脂が洗い落とせず、これもまた皮膚炎を起こすこともあります。

例えば、
症状
└子供と風呂に一緒に入り、子供用のシャンプーを使っていたら無刺激性のシャンプーにも関わらず、頭皮が荒れた。
原因
└脂性の人の皮脂が取りきれていなかったため、脂漏性皮膚炎になっていた。

症状
└フケを取るシャンプーを常用していたが、かさぶたのようなフケが増えた。
原因
└すすぎが足りなく、過剰な脱脂を起こしていた。